手取りのものさし

賞与(ボーナス)込みの年収から手取りを計算する

年収のうちいくらが賞与かを入れると、毎月の給与ぶんと賞与ぶんの社会保険料を分けて計算し、年間の手取りを出します。 このサイトのほかの面は「賞与なし・年収を12等分」で計算しているため、賞与がある人はこの面の数字のほうが実態に近くなります。

毎月の給与は額面 約40万円(年収600万円 − 賞与120万円 ÷ 12か月)。 賞与は1回あたり 約60万円になります。

賞与として扱われるのは年3回以下の支給です。年4回以上支給されるものは標準報酬月額に算入される報酬になります(日本年金機構)。

手取り(年間の概算)464.8万円12で割ると 約387,364(賞与を含む年間の手取りを12で割った額です。毎月の振込額ではありません)

賞与なしで同じ年収だった場合との差

賞与ありと賞与なしの比較(年間・概算)
項目この条件賞与なし
社会保険料の合計898,428881,400+17,028
標準報酬月額(健康保険)410,000500,000-90,000
標準報酬月額(厚生年金)410,000500,000-90,000
年間の手取り4,648,3724,662,000-13,628

差が出るのは社会保険料だけです。賞与に回した分だけ毎月の給与が下がるため標準報酬月額の等級が変わり、その一方で賞与にも別枠で保険料がかかります。 どちらが大きいかは年収帯と賞与の額で入れ替わります。所得税と住民税は年額なので、社会保険料が控除される分を通してしか動きません。

控除の内訳(年間・概算)
引かれるものこの条件賞与なし
所得税(復興特別所得税込み・年税額)147,600149,300
住民税(翌年度課税の概算)305,600307,300
健康保険料308,448302,400
厚生年金保険料559,980549,000
雇用保険料30,00030,000
控除合計1,351,6281,338,000
社会保険料の出どころ(年間)
健康保険料(毎月の給与ぶん)247,968
健康保険料(賞与ぶん)60,480
厚生年金保険料(毎月の給与ぶん)450,180
厚生年金保険料(賞与ぶん)109,800
標準賞与額の年間合計(健康保険/厚生年金)1,200,000円 / 1,200,000
年収600万円・賞与120万円(年2回)の計算結果をそのまま開けるURLです
計算の前提(算出式は公開しています)
  • 年収を「毎月の給与(12か月)」と「賞与」に分けて、社会保険料を別々に計算します。所得税・住民税は年額なので、分け方では変わりません(変わるのは社会保険料の控除額を通した分だけです)
  • 毎月の給与ぶんは、賞与を除いた年収を12等分した額を報酬月額として標準報酬月額の等級表(協会けんぽ・令和8年度)に当てはめます。実際の標準報酬月額は4〜6月の平均で決まる(定時決定)ため、この計算とは線がずれます
  • 賞与ぶんは、1回あたりの支給額から1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に料率を掛けます。上限は健康保険が年度(4月〜翌3月)の累計573万円、厚生年金が1回あたり150万円です
  • 賞与とみなされるのは年3回以下の支給です。年4回以上支給されるものは標準報酬月額に算入される報酬になるため、この計算機は年1〜3回だけを扱います
  • 所得税は年末調整で精算された後の年税額で計算しています。賞与から毎回引かれる源泉所得税(前月の給与で率が決まるしくみ)は前払いなので、年額には残りません。賞与1回ぶんの手取りを見る場合は賞与の計算機を使ってください
  • 雇用保険料は賞与を含む賃金の総額に料率を掛けるため、賞与の分け方では変わりません
  • 扶養なし・単身・給与収入のみ・40歳未満(介護保険料なし)を既定の前提としています。扶養控除・生命保険料控除などは反映していません

計算結果は概算です。正確な金額は源泉徴収票・住民税決定通知書でご確認ください。当サイトは個別の税務・保険・投資に関する助言は行いません。

同じ年収でも、賞与の配分で社会保険料が変わる

毎月の給与にかかる健康保険料と厚生年金保険料は、標準報酬月額という等級(階段)で決まります。賞与に回した分だけ毎月の給与が下がるので等級が下がり、 その一方で賞与には別枠で保険料がかかります。どちらが大きいかは年収帯と賞与の額で入れ替わります。 早見44帯で賞与を年収の10〜30%に回して試算すると、社会保険料が下がる帯が11、上がる帯が35、 同じ年収の中で向きが入れ替わる帯が2ありました。

いちばん増えたのは年収2400万円で賞与を30%(7,200,000円)にしたときの+563,292円、 いちばん減ったのは年収550万円で賞与を20%(1,100,000円)にしたときの-31,218円です(年2回・40歳未満・協会けんぽ東京支部)。 当サイトはどの配分がよいかについての助言は行いません。ここに出しているのは計算結果と、その差がどこから出ているかだけです。

← 横にスクロールすると残りの列が見られます

年収別・賞与の配分ごとの年間社会保険料の差(賞与なしを0としたときの増減・年2回・40歳未満・協会けんぽ東京支部・令和8年度)
年収 賞与なしの社会保険料 賞与10%のとき賞与20%のとき賞与30%のとき 賞与なしの年間手取り
100万円 154,844円 +8,142円+16,284円+24,426円 845,156円
120万円 172,872円 0円+10,980円+21,960円 1,022,128円
150万円 222,048円 -5,956円-5,106円-850円 1,264,752円
180万円 264,420円 -1,698円-3,408円-1,698円 1,496,580円
200万円 299,476円 -5,676円-4,536円-3,408円 1,645,024円
250万円 353,060円 +18,446円+19,866円+7,664円 2,041,840円
300万円 457,728円 -25,542円-17,028円-8,514円 2,399,972円
350万円 528,340円 -18,448円-2,838円-21,286円 2,787,260円
400万円 598,952円 -11,352円-22,704円0円 3,168,248円
450万円 669,564円 -4,258円-8,514円-12,772円 3,547,936円
500万円 723,148円 +19,866円+22,704円+25,542円 3,942,152円
550万円 827,816円 -24,124円-31,218円-21,286円 4,285,484円
600万円 881,400円 -17,028円+17,028円+17,028円 4,662,000円
650万円 934,984円 +41,150円+31,218円+21,284円 5,038,216円
700万円 1,039,652円 -2,838円-5,676円-8,514円 5,308,748円
750万円 1,093,236円 +4,256円+8,514円+12,770円 5,634,664円
800万円 1,164,964円 -6,792円+4,560円+15,912円 5,947,636円
850万円 1,185,608円 +84,326円+51,690円+70,136円 6,296,492円
900万円 1,212,300円 +85,374円+92,772円+118,314円 6,615,700円
950万円 1,238,992円 +86,420円+133,854円+166,490円 6,944,808円
1000万円 1,265,684円 +93,516円+193,080円+214,668円 7,274,216円
1100万円 1,331,164円 +95,610円+203,316円+271,476円 7,920,136円
1200万円 1,366,404円 +109,800円+225,648円+292,644円 8,561,796円
1300万円 1,437,932円 +117,942円+241,932円+265,428円 9,179,168円
1400万円 1,479,220円 +126,084円+264,264円+292,644円 9,720,180円
1500万円 1,556,796円 +140,274円+250,308円+265,428円 10,239,304円
1600万円 1,598,084円 +154,464円+290,628円+274,500円 10,779,416円
1700万円 1,639,372円 +168,654円+300,708円+283,572円 11,319,128円
1800万円 1,644,372円 +219,132円+347,076円+328,932円 11,879,328円
1900万円 1,649,372円 +269,610円+393,444円+380,340円 12,439,628円
2000万円 1,654,372円 +283,800円+439,812円+418,140円 12,999,828円
2100万円 1,659,372円 +297,990円+486,180円+454,428円 13,560,128円
2200万円 1,664,372円 +312,180円+496,260円+490,716円 14,120,328円
2300万円 1,669,372円 +326,370円+506,340円+527,004円 14,626,328円
2400万円 1,674,372円 +340,560円+516,420円+563,292円 15,115,428円
2500万円 1,679,372円 +354,750円+526,500円+563,292円 15,604,628円
2600万円 1,684,372円 +368,940円+536,580円+563,292円 15,957,228円
2700万円 1,689,372円 +383,130円+546,660円+563,292円 16,286,628円
2800万円 1,694,372円 +397,320円+556,740円+563,292円 16,775,828円
2900万円 1,699,372円 +411,510円+563,292円+563,292円 17,264,928円
3000万円 1,704,372円 +425,700円+563,292円+563,292円 17,754,128円
3500万円 1,729,372円 +450,900円+563,292円+563,292円 20,199,828円
4000万円 1,754,372円 +476,100円+563,292円+563,292円 22,645,528円
5000万円 1,804,372円 +526,500円+563,292円+563,292円 27,218,128円

表の数値は、この計算機と同じ計算処理をページの生成時に実行して並べたものです。転記していないため、料率を改定すると表も一緒に変わります。 賞与の額は年収に割合を掛けて1万円単位に丸めています。所得税・住民税はこの表に含めていません(年額なので賞与の分け方では変わらず、社会保険料が控除される分を通してだけ動きます)。

賞与の保険料の決まり方

標準賞与額のルール(日本年金機構・確認日 2026-08-19)
標準賞与額 実際に支払われた賞与額(税引き前の総支給額)から1,000円未満を切り捨てた額
健康保険の上限 年度(毎年4月1日から翌年3月31日まで)の累計で5,730,000円
厚生年金保険の上限 1回あたり1,500,000円(同じ月に2回以上支給されたときは合算して判定)
賞与にあたる支給 年3回以下の支給。年4回以上支給されるものは標準報酬月額に算入される報酬になる
料率(協会けんぽ東京支部・令和8年度) 健康保険9.85%+子ども・子育て支援金0.23%、40〜64歳は介護保険1.62%を加算、厚生年金18.3%。いずれも労使折半
雇用保険料 賞与を含む賃金の総額に0.5%(一般の事業・労働者負担)。標準賞与額ではないので賞与の分け方では変わらない

例として年収600万円のとき、賞与なしの年間社会保険料は881,400円です。 賞与を10%(600,000円)に回すと-17,028円、 20%(1,200,000円)に回すと+17,028円になります。 年収1000万円では厚生年金の標準報酬月額が上限の等級に届くため、賞与に回すほど保険料が増える側に寄り、 20%で+193,080円です。

よくある質問

Qボーナス(賞与)を含めた年収の手取りは、どう計算しますか。

年収を「毎月の給与(12か月)」と「賞与」に分けて、社会保険料をそれぞれ計算します。毎月の給与ぶんは標準報酬月額の等級表、賞与ぶんは1回あたりの支給額から1,000円未満を切り捨てた標準賞与額に料率を掛けます。所得税と住民税は年額なので、賞与の分け方そのものでは変わりません(社会保険料が控除される分を通してだけ動きます)。

Q同じ年収なら、ボーナスがあってもなくても手取りは同じですか。

同じにはなりません。差が出るのは社会保険料です。賞与に回した分だけ毎月の給与が下がるため標準報酬月額の等級が変わり、その一方で賞与にも別枠で保険料がかかります。当サイトの早見44帯で試算すると、賞与を年収の10〜30%に回したとき社会保険料が下がる帯が11、上がる帯が35、同じ年収の中で向きが入れ替わる帯が2ありました(年2回・40歳未満・協会けんぽ東京支部の前提)。

Q賞与にかかる社会保険料に上限はありますか。

あります。標準賞与額の上限は、健康保険が年度(毎年4月1日から翌年3月31日まで)の累計で5,730,000円、厚生年金保険が1回あたり1,500,000円です(同じ月に2回以上支給されたときは合算して判定します)。出典は日本年金機構です。

Q年4回以上のボーナスも賞与として計算されますか。

されません。健康保険法・厚生年金保険法で賞与にあたるのは年3回以下の支給で、年4回以上支給されるものは標準報酬月額に算入される報酬として扱われます(日本年金機構)。この計算機が扱えるのは年1回から3回までです。

Qボーナス1回ぶんの手取りを知りたいときはどこを見ますか。

賞与1回から引かれる額は、前月の給与をもとに源泉所得税の率が決まるしくみで、この面とは計算の対象が違います。賞与1回ぶんの手取りは賞与の手取り計算機(/calc/bonus/)で計算できます。

関連する計算機と面

計算の前提と出典

出典: 日本年金機構 従業員に賞与を支給したときの手続き(標準賞与額・上限573万円/150万円・1,000円未満切捨て) (確認日 2026-08-19)日本年金機構 厚生年金保険の保険料(報酬と賞与の定義・賞与は年3回以下) (確認日 2026-08-19)日本年金機構 賞与にかかる保険料はどのように計算するのですか。 (確認日 2026-08-19)協会けんぽ 保険料額表(東京支部・令和8年3月分〜)厚生労働省 令和8年度 雇用保険料率国税庁 タックスアンサー No.2260(所得税の税率)

計算結果は概算です。正確な金額は源泉徴収票・住民税決定通知書と、勤務先から渡される標準報酬月額・標準賞与額の通知でご確認ください。当サイトは個別の税務・保険・投資に関する助言は行いません。

料率・保険料額が公表値と合うかを確かめた結果は計算の検証結果に載せています。